またまた写真展のお話です

本日(11月9日)より12月7日(日)まで、清瀬市の清瀬喜望園のギャラリーにて、多摩六都科学館ボランティア天文グループの有志三人による天体写真展を開催いたします。

園に入所している方やデイサービス等で訪問される方、近所の子供たちが来てくれると嬉しいです。もちろん毎日10:00~17:00は土日も自由に入ることができますので、お近くの方はぜひお越しください。昨年から今年は夕空に話題となった彗星があり、添付写真の第一部(11月9日から23日)は、彗星特集みたいになりました。

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第二部は11月23日から12月7日で日食月食、月の拡大、土星の輪の消失!?等々の太陽や月惑星の写真が中心となります。

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天体写真展番外編(その2)月の秤動について

月の首振り運動(秤動)について、展示写真の切り出しから2枚を比べてみました。

1枚目の写真より2枚目の写真の方が下に向いているようですね。クレーターの形で比べてみて下さい。

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昔撮影した同じ月面南部山岳地帯の写真もおまけでアップしておきます。

上側の大きいクレーターがクラヴィウスで下側やや右のくっきりしたのがティコです。

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天体写真展番外編(その1)月齢の比較

天体写真展では、月の満ち欠けという事で月齢別の全体像を展示しています。すべてA1サイズの高解像度版ですが、月齢を見るには高解像度は不要です。展示写真の全体像だけまとめてみました。

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【天体写真展出展作品紹介】月の全体像(その5)

写真展の出展作品の紹介も最後となりました。下弦の月は皆さんはなかなか見る機会も少ないと思いますが、この写真は日の出前の南の空に浮かぶ月になります。この月齢の写真は、海の部分(黒っぽい部分)が多いので派手さはありませんが、ポツンポツンと特徴的なクレーターが楽しめる月齢です。

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まずは月面南部です。中央右の細長いヒョウタンのような形のクレーターはシラーと言います。

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中央やや下で右の海は湿りの海と言います。その下側にある大きなクレーターはガッサンディといいクレーターの中にもたくさんの谷が見えます。

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中央下の大きなクレーターはコペルニクスです。光の当たり方が上弦の時と逆ですので、その様相も変わって見えます。コペルニクスの右側にポツンとあるクレータはケプラーと言います。ケプラーの周りはやや明るくなって放射状に光って見えます。これも光条です。

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ケプラーの右下にひときわ白く光っているクレーターはアリスタルコスと言います。アリスタルコスの周りには大きな谷がたくさんあり、複雑な地形となっています。

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最後に、中央右側に半円状の大きなクレーターのような丸い海が「虹の入り江」です。まさに地球で言うところの入り江や湾の様な地形です。

さて、今回の写真展では、月の写真の展示は5点だけですが、同じ地形なのに撮影日が異なると、形が変わって見えることに気が付いたでしょうか?特に月面南部の山岳地帯のクレータを他の写真と比較してみると、同じクレーターが月の端によったり、真ん中の方によったりしていることに気が付いたでしょうか?月は常に同じ面を地球に向けているのですが、微妙に首を振ることで、クレーターが端によったりして見えます。このことを月の秤動と言います。秤動によって月の周辺の見え具合が変わるのも楽しいものです。

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【天体写真展出展作品紹介】月の全体像(その4)

これからの写真は満月を過ぎた月の写真となります。満月前の写真と同じ地形・クレーターでも光の当たり方が逆になりますので、その雰囲気も変わって見えます。

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先に紹介したクラヴィウスというクレーターも光が逆からあたるので、雰囲気が変わって見えます。

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右上から中央下に向かうアぺニン山脈も右側から光が当たるので崖が光って見えます。

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【天体写真展出展作品紹介】月の全体像(その3)

半月を過ぎた月面は、月面南部(この写真では上側)の山岳地帯に著名なクレーターがたくさん見えてきます。小さな望遠鏡で見ても見ごたえのあるクレータがたくさんあります。

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中央上側のひときわ大きなクレーターがクラヴィウスです。大きなクレータの中に小さなクレーターがいくつも見えます。その下側にくっきりと2重になっているクレーターがティコと言います。ティコは満月近くになるとクレーターから白く光る「光条」という筋が何本も伸びます。

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中央に見える黒っぽい海は、「雲の海」と言います。雲の海の右側に見えるクレーターはブリアルドスと言います。

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中央右側の大きなクレーターはコペルニクスと言います。平坦な海の中にある大きなクレーターで光の当たり方で様々な様相を呈します。

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中央に大きく雨の海が写っています。中央下の大きなクレーターはプラトーと言います。プラトーの少し左側に右上から左下にかけてアルプス谷が見えます。

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月面の北部山岳地帯は南部の山岳地帯より割と平坦な感じです。

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【天体写真展出展作品紹介】月の全体像(その2)

2枚目の月も上弦の月になります。月面には特徴的な地形がいろいろあるのですが、太陽との位置関係で光の当たり具合が変わり、月面上に「X」というアルファベットが見えることがあります。この写真でもちょうどその「月面X」が写っていますが何処かわかるでしょうか?

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ヒントは次の写真です。わかりますか?

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さてこの写真も大判の高解像度写真ですので、原寸大で切り出した数コマをアップします。

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この写真の上側の欠け際に「月面X」が写っていますね。左側に神酒の海が見えます。

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中央右にくねくねと長く大きな「谷」が見えます。j

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この写真の中央は晴れの海です。晴れの海の左側にはアペニン山脈が夜明けを迎えています。

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月の北側です。中央の2つのクレーターは、上がエウドクソスで下がアリストテレスです。

これまでは、高解像の月面全体像からの切り出しですが、最初から拡大写真として撮影した写真も番外編として紹介します。今回は小中学校の教科書に出てくる星たちという事でしたので、月の拡大写真は展示していませんが、拡大写真はさらに高解像度になります。

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【天体写真展出展作品紹介】月の全体像(その1)

いよいよ写真展の紹介も最後の段階に入ります。今回の写真展のコンセプトは、「小中学校の教科書に出でてくる星たち(天体)を少し深堀りした作品」ですので、天文マニア向けのディープな対象は避けました。もっともマニアの評価に値する作品も無いのが現実です。(笑)そんな写真展ですが、「月」の写真は外せません!教科書では月の満ち欠けや金星の満ち欠け等が取り上げられていますので、この写真展でも上弦から下弦にかけて5枚の月を展示します。ただ、満ち欠けだけでは面白くないので、高解像度の写真で、よく見ると月の細部も良く写っているというものを心掛けました。

という事でこれからの最後の月の5作品は、全体像と同じコマから切り出した実寸拡大を紹介します。

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まずは全体像です。展示ではA1ポスターサイズで縦が1m近くになります。近づいてよく見ると細かなところまで確認できると思います。

この写真は南が上で、望遠鏡で見たときと同じ感じです。肉眼で見ると上が北ですので上下が逆さまです。

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月面南部の部分を切り出しました。左下にジャンサンという大きなクレーターが写っています。月と惑星を比較した写真でも、このジャンサンを基準として他の惑星の「見かけ上」の大きさを比較しました。

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少し北側になると、中央右上に左上から右下に白く輝く断崖が見えます。これはアルタイ壁と呼ばれ全長480kmもあるそうです。壁の高さは1000m以上とも言われています。中央下の丸い海の部分は神酒の海と呼ばれています。

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さらに欠け際の北を見ると、複雑な地形を見る事ができます。黒く細い髪の毛のような「谷」や、サーチライトのように二本の光った光条等見ていて飽きない部分です。

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さらに北を見ると、左下に丸く危機の海が見えます。

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最後は月の北の部分です。中央下に2つ並んだ特徴的なクレーターであるアトラス(左)とヘラクレス(右)が見えます。

月面地図と見比べて、クレーター探しをするのも楽しみです。

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【天体写真展出展作品紹介】紫金山・アトラス彗星 頭部の拡大写真

紫金山・アトラス彗星の天の川との競演を撮影している時に、同時にその頭部を拡大して撮影した写真も紹介いたします。彗星は太陽からどんどん遠ざかっているのですが、地球にも近づいているため、その見かけ上の動きはとても大きく、数分間で星々の間をどんどん動いていくことが確認できます。この彗星頭部の拡大写真では、矢印の星を基準にしてみると数十分の間に彗星がどんどん左上に移動していることを確認できます。また一コマの彗星の頭部を見ても「核」と呼ばれる明るい部分がわずが14~18分の間に左上方への線状になっていることがわかります。まさに太陽系の中を急速に動いている彗星を地球から見ているんだなぁ!と感じられます

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【天体写真展出展作品紹介】紫金山・アトラス彗星 天の川との競演

紫金山・アトラス彗星は太陽に最接近した後、急速に太陽から離れていきましたが、大彗星でしたのでしばらく夕方の空に肉眼でもその雄姿を見る事が出来ました。そして、夏の天の川とともに見る事ができるようになったので、その競演を撮影するために天気予報と睨めっこして、新潟県の北部、村上市まで撮影に出かけた一コマです。夕方の空に夏の天の川とともに雄大な尾の彗星を撮ることができました。この写真展で展示してある夏の天の川の写真と比べると以下に大きな彗星だったかを感じていただけると思います。

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